現在、神社に祀られている殆どの神は「もともと人間」だと考えています。
時の王権やヤマト朝廷が日本を支配していく中での戦いに負けた民や謀略によって支配された民です。
支配者側の王権やヤマト朝廷も真っ当な戦略で民を打ち破って行った訳ではなく、後ろめたい戦略のもと奪っていった為に「祟られたくない」「反乱をさせない」為に封印しているのが神社なのです。
だから私は神社には怨霊がいると定義しているのです!
日本三大怨霊
日本三大怨霊と呼ばれている菅原道真、平将門、崇徳院(崇徳天皇)をご存知の方も多いかと思います。
何故、神が怨霊になるのか菅原道真を代表としてお話ししましょう。
菅原道真は学問の神様として大変有名です。有名な神社では太宰府天満宮に祀られている天神さまで多くの民から厚い信仰を受けています。
しかし、菅原道真はとても悲運な境遇で太宰府天満宮に祀られることになるのです。
道真は幼少期から詩歌の才能に優れ朝廷の中心人物となり右大臣まで登り上がります。
しかし、上皇を欺き惑わしたとあらぬ疑いを掛けられ太宰府に流されました。
太宰府までの道のりでも命を狙われますし、太宰府に住める土地が与えられている訳でもありません。
流刑と変わらない状況です。
道真の死後、朝廷では不吉な出来事がたくさん起きます。
対立していた藤原時平が病死したり宮殿に落雷が落ち多くの貴族達が死傷し、当時の天皇、醍醐天皇までも体調を崩して崩御してしまった。
これを道真の怨霊が原因として神として祀る様になったのです。
まさに後ろめたい背景があり怨霊の祟りを封じる為に神とした事がよく分かります。
すると神社は神が出てこないようにするためのシステムなのです。
神社は禁足地
神社に掛かっている注連縄は外界と神域を分けるためのものと一般的には言われています。
注連縄の内側は神の領域、神域なのです。
神域を調べてみると「禁足地」とされています。
禁足地とは何なのか?
入ってはいけない場所ではありません!!入ったら出られない場所のことを言うのです!!
言葉からも証明できるように神社とは神が出てこれないようにするためのシステムなのです。