神社参拝の行事のひとつにお水取りがあります。
お水取りとは神社の境内や神域と呼ばれるようは場所で湧き出ている御神水や御霊水と呼ばれるお水を頂いてくることを言います。
御神水を使って心身の浄化や良い氣の充填をするなど開運に使われると言われています。
そのご利益には病気平癒、身体健全、長命など健康への効果の他に金運招福、大願成就、良縁成就など幅広い効果をうたわれています。
そしてお水の使い方は以下の様に使います。
・飲用する
・お風呂に入れる
・料理に使う
・肌につける
・家の敷地にまく
・掃除に使う
殆どが体に取り入れるという使い方です。
理由は体に溜まった穢れを祓い運気を好転させることが出来るからだと言われます。
いわゆる禊ぎ(みそぎ)ですね。
さて、実際のところはどうなのでしょうか?
日本には湧水がたくさんある
日本各地に名水や長寿の水と呼ばれる湧き水があり、本当にお水の豊かな国なんだなと思います。
例えば白山神社の総本山として有名な加賀の白山比咩神社が鎮座する地域の水は長寿の水と呼ばれており、その地域の人々は実際に長寿の人が多かったそうです。
水質を調べてみるとPH8.2程の弱アルカリ性の水です。
現代では厚生労働省からアルカリ水が健康に効果ががることが認められています。
この様に名水や長寿の水、御神水と呼ばれる湧き水は日頃の食事や飲水に使われることで病気を治し、健康を維持することで長寿の人が多かったのでしょう。
昔の時代背景を考えると健康であれば金運も上がりますし、良縁にも恵まれると想像できます。
良いお水には実益が伴っていた訳です。
しかし、現代の湧き水にその力はありません!
穢れたのは水であった
良い水が湧きでる山は農薬、除草剤、産業廃棄物などのゴミ、酸性雨などの影響で汚染されてしまっているのです。
これは数千の湧き水を調査した結果です。
湧き水を生水として利用するには危険極まりない状態です。
それは沸騰させても何も変わりません。
悲しきかな…人間の業が作り出したことです…
これは現状では人工的に作られたお水でないと健康を作れないということなんです。
人間の体の約60%はお水で出来ています。
私たちが補給する水はどうしたら良いのか?
体の中を禊ぎ(みそぎ)するにはどうするのか?
考える必要があります。
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