人生を自由自在に生きる為に神社を読み解く/三峰神社

先日、三峰神社の話になったので人生を自由自在に生きる為の観点で神社を読み解いていくことにしました。

三峰神社

三峰神社は埼玉県秩父市に鎮座する神社で秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社であり、拝殿の手前には三ツ鳥居があります。奈良の大神神社と同じ珍しい鳥居です。

有名な特徴としては狼を守護神としており、狛犬の代わりに狼の像が置かれていることです。

創建は景行天皇の時代、ヤマトタケルが三峰山に登り伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したという由緒になっています。

そして、白岩山・妙法ヶ岳・雲取山の三山からなる三峰山に神社があるのです。

今回、注目したいのが雲取山!

雲取山

雲取山の由来は

  • 雲表にそびえ雲も取れそうな山という説
  • 雲海に覆われている形が雲を抱きとっているように見えるという説
  • 付近で最も高い山で雲に隠れやすくサルオガセなどが付いた幽玄な森があるという説

と言われているのですが、雲取山の標高は2000m程です。

都内の山では最高峰なのですが周りを見渡せば、

  • 栃木・群馬の日光白根山 標高:2577m
  • 埼玉・長野の三宝山 標高:2483m

など高い山がたくさんあるのです。

ですから、私は雲取山には別の意味が隠されており、雲取山の「雲」は「蜘蛛」だと推測しています。

そして、取りは「奪う」、ここでは取り除いたと考えてもよいと思います。

狼が住む山

三峰山は狼が住む山です。

狼のことを山犬ともいいます。

大昔に犬とされていた民がいます。

隼人の一族です。

反ヤマト王権の人達ですが、王権になびいた人達もいて犬として扱われていました。

貴族の屋敷で客人が敷地に入って来たときに「ワオーン」と吠えたり、山に行けば獣に襲われないように「ワンワン」吠える役目もしたのです。

すると、こう言った解釈ができます。

蜘蛛と山犬は同義で、山に住む反王権の人達を平定したのが雲取山なのだと!

これを立証するのに山の民、サンカの人達がいます。

サンカ

サンカはひとつの場所に定住せず、山々を渡り歩く一族です。

そして、ヤマト朝廷からするとサンカの人達は目の上のたんこぶです。

朝廷の為に田畑を耕すことなく、戸籍がないので管理が出来ない。

活動が分からないのです。

いつ反旗をひるがえさないか心配です。

サンカを定住化させる為に近代まで色々な施策を実行してきたのは公然の事実です。

先住民

また、違う角度から調べてみると、

奥秩父の源流とする荒川流域では縄文遺跡が残っていて、秩父地方も縄文時代の古くから人が住んでいた事が分かっています。

ヤマトタケルが東征中に創建したと仮定すると景行天皇の時代です。

だいたいですが弥生時代後期なので、その前から秩父には人が住んでいたことになります。

三峰神社が創建されるよりも遥か昔に先住民がいたと言うことです。

蜘蛛とは

ヤマト朝廷の利益はそれだけではありません。

蜘蛛とは「朱」を「知」る「虫」なのです!

朱とは水銀のことです。

金や銀、銅を採掘するのに必須の鉱物でした。

秩父地方は、中央構造線の外脈を形成する「三波川変成帯」と呼ばれる高温低圧の岩脈が通っておりとても資源豊富な土地です。

金、銀、銅の資源以外にも朱砂や辰砂と呼ばれる水銀になる鉱物が取れる場所です。

これを照明するように「丹」という地名や神社も多いです。

因みに「丹」とは水銀のことです。

水銀があれば多くの金などの鉱物を採取できるので、土地が手に入れば大きな利益になります。

蜘蛛についてはこちらのコンテンツもご覧ください。

 

蜘蛛/ブラタモリ的な謎解き神社講座

読み解きのまとめ

まとめると三峯神社が鎮座している山には狼(山犬)とされる先住民が住んでいて金、銀、銅や水銀を採取していた地域をヤマト朝廷が奪い取った。

つまり、先住民を祀り上げているのが三峯神社だと言うことです。

さて、ここまではいつもの私なりの神社の成り立ちを読み解いただけなのですが、この話に自分の人生を自由自在にデザインしていく為の知恵が読み取れます。

人生を自由自在に生きる為に神社を読み解く

神社には上記で説明したようなプロパガンダが仕組まれています。

プロパガンダとは、私たち民衆を特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為のことです。

何故、プロパガンダが必要なのかというと、時の王権(支配者層)は民衆が「井の中の蛙大海を知らず」であって欲しいのです。

無知であり自分達の従順であり年貢を納める民が必要だからです。

上記で話した山の民サンカのことを「山」と書くが、昔は散家、山稼、山家などとも書かれ、民間では箕作り・箕直し・テンバモン・カワラコジキ・ポン・ノアイ・オゲ・ヤマモンなどと呼んでいました。

山窩という名前は、明治維新後に警察によって作られた言葉だと言われています。

「山の窩(あな)にひそむ盗賊」くらいの意味で捉えていたのです。

王権側の組織である警察とその周りにいる民衆にとっては漂泊民をあたかも犯罪者集団と見ていたのです。

しかし!

今、現代で冷静に考えてみると山で暮らす人たち、放浪しながら生活している人達が「悪」かというと、そうではないとは理解できるでしょう。

但し、切り口を変えて質問した場合はどうでしょうか?

「学校を卒業してたら、放浪しながら生活したい」

その様な選択肢は許されない思考になるかと思います。

何せ、学校を卒業したら「進学」又は「就職」。この選択肢だけを選ばされる世の中にどっぶり浸かっているからです。

「起業」とう選択肢はありませんし、放浪しながら生活する方法を考える思考もありません。

どこまで行っても誰かに使われる側の人でしかありません。

どっぶり浸かっている世界から一歩でも外にでなければいけませんが、その為には自分という「蛙」が「井戸」の中にいることを認知しなければなりません。

人生をチェンジするにはプロパガンダを探る目線で神社を見る様にしてください。

 

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